羽田空港のこれから「ニュースレター」第7号(2017年春)
羽田空港のこれから「ニュースレター」 第7号(2017年春)が公開されています。
新ルートが通過することになる地域を対象とした住民向け説明会が、2016年から2017年5月の間で実施されていましたが、その中で出た懸念や質問事項について振り返りという形でまとめらています。
フェーズ1の振り返りの懸念や質問事項と、フェーズ2での懸念や質問事項を比べると、身近に発生しうる可能性のある「騒音」や「落下物」に関する具体的な質問に変わってきているなと感じました。
その中で騒音に対する回答がちょっと気になりましので、ルート直下住民がこれを見た率直な感想を書きます。
2019年後半から運用が予定されている羽田新ルートをご存知ない方は、以下のニュースレターを読めば都心ルート計画がどういったものなのか理解できると思います。
出典 国土交通省 羽田空港のこれから
羽田空港のこれから「ニュースレター」 第7号(2017年春)
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/nl20170710.pdf
2017年7月10日 引用
6ページ目 課題への取り組み内容への回答
6ページ目のフェーズ2振り返りの中で、懸念に対して回答している内容があります。左側が質問者、右側が国土交通省の回答となっています。この回答内容がルート直下で騒音を経験している者が見ると、現状の騒音問題と相違があり過ぎて違和感があります。
出典 国土交通省 羽田空港のこれから “羽田空港のこれから「ニュースレター」 第7号(2017年春)”
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/nl20170710.pdf
P.6 2017年7月10日 引用
これから新ルートで通過する地域に住んでいる方は飛行機騒音の経験がないと思いますので、こういった資料や説明を信じるしかない訳です。もし知らない方がこの回答を見たら大きな影響はないと認識してしまうと思うんですね。
例えば、質問者の回答に対して「音が小さくなる」とありますが、実際に高度を上げれば数字上は小さくなります。では小さくなったところで、うるさいか、うるさくないのかで聞いたとしたらどうでしょうか。飛行高度にもよりますが新ルート説明で重点を置いた東京、埼玉などこれから飛ぶエリアに集中していますから、仮定すると1500m未満のエリアに住んでいる方ではないかと思います。だとすると1500m未満では「十分すぎるほどにうるさい」となる訳です。
次のページからルート直下で騒音を経験している住民が、もし同じ質問をされたとしたらなんと答えるかという内容で説明していきます。