目次
羽田新ルート 港区
港区 赤坂・国立競技場・千駄ヶ谷・青山一丁目・表参道付近
出典 国土交通省 航空局 羽田空港のこれから ~ご質問についてお答えします~
2020年までの羽田空港の国際線増便に向けて v.3.0 P.48
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170120_1.pdf
2017年7月5日 引用
※24MBほどあります
港区 六本木・麻布・広尾・白金・高輪・泉岳寺・品川付近
出典 国土交通省 航空局 羽田空港のこれから ~ご質問についてお答えします~
2020年までの羽田空港の国際線増便に向けて v.3.0 P.47
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170120_1.pdf
2017年7月5日 引用
※24MBほどあります
南風時の新到着経路
出典 国土交通省 羽田空港のこれから 取り組み状況・今後の進め方
第3フェーズ資料 展示パネルPDF P.14
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170111_1.pdf
2017年10月6日 引用
※14MBほどあります
時間・ルート数・通過便数・高度・騒音値・風向
港区は新橋や浜松町などの東部を除き、ほぼ全ての地域で新ルートから2km圏内に収まっています。好天・悪天関係なく南風時であれば15:00~19:00に1時間あたり44機が通過します。
東京湾側のルートは1時間に30機、高輪台駅などの港区西部は1時間に14機と2つのルートが設定されていますが、図の中に記載した黒く重なりあっている箇所は双方のルートから十分に騒音が届く範囲です。
港区は高層のオフィスビルやタワーマンションなどが立ち並び、大変目立ちますが千駄ヶ谷・高輪台・白金など低層の住宅地区も多い場所です。
六本木や表参道などの繁華街でも、表通りから数百メートルほど路地に入れば住宅地になり静かな環境です。
元々静かだった場所であればあるほど騒音の影響は大きくなります。
2017/10/24 追記
9月20日に「羽田空港のこれから」のお知らせ欄に、第4フェーズの住民説明会の資料が公開されていました。港区は第3フェーズの内容から通過する高度等に変更はないため図は差し替えていません。
ページ末尾に港区で開催される第4フェーズ説明会の場所を追記しました。
現行ルートで750m付近を通過している場所は以下の地域です。
南風悪天時 750m付近
- 江戸川区 西葛西駅付近を750m程度で通過
- 江東区 砂町運河付近を750m以下で通過
1. 南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 東京湾側を通過するルート
時間 | 15:00-19:00 | 切り替え時間含め 4時間 |
ルート数 | 1ルート | 天候関係なし:1ルート |
通過機数(時間) | 30機 | 30機:約2分に1機が通過する |
高度 | 450m~750m (2500ft~4000ft) |
港区北部:750m 港区南部:450m |
騒音値(ルート直下) | 65dB~76dB | 2km先まで騒音が聞こえる。悪天時は3km。 |
風向 | 南風 | 南風運用の割合 年間平均 約4割:146日(約5ヶ月) |
2. 南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 港区西側を通過するルート
時間 | 15:00-19:00 | 切り替え時間含め 4時間 |
ルート数 | 1ルート | 天候関係なし:1ルート |
通過機数(時間) | 14機 | 14機:約4分に1機が通過する |
高度 | 450m~750m (2500ft~4000ft) |
港区北部:750m 港区南部:450m |
騒音値(ルート直下) | 65dB~76dB | 2km先まで騒音が聞こえる。悪天時は3km。 |
風向 | 南風 | 南風運用の割合 年間平均 約4割:146日(約5ヶ月) |
「羽田空港のこれから」 港区の記載箇所
ページ | 内容 |
42 | 新ルート 南風時(好天)の説明 |
43 | 新ルート 南風時(悪天)の説明 |
47 | ○ 品川区周辺の飛行経路案 ○ 港区、目黒区周辺の飛行経路案 |
48 | ○ 渋谷区、新宿区周辺の飛行経路案 |
その他、展示パネルPDF P.14に南風好天時と悪天時が両方記載されている。
ルートの説明 [港区]
1. 南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 東京湾側を通過するルート
東京湾側のルートは新宿駅上空で好天時・雨天時のルートが1つになりますので、南風が吹いている時であれば天候に関係なく15:00~19:00に1時間に30機が通過します。
北参道駅付近を750m程度で通過していきますが、一番騒音の小さいボーイング737-800でも65dB、ボーイング777は76dBの騒音が発生します。
羽田空港へ着陸する現行ルートで最も低いところを通過している場所は、江戸川区の東西線西葛西駅、江東区の砂町運河で600〜700m程度です。
江戸川区補足で記載しましたが、すでにこの高度を通過する地域で騒音が問題として認識されています。
現行ルートで600mより低い場所は東京湾上を通過していますが、新ルートでは住宅街をさらに低高度で飛ぶことになりますので渋谷区、目黒区、港区、品川区、大田区、川崎市はこれまで聞いたことがないくらいの騒音を経験することになります。
羽田空港に近づくにつれ、広尾、白金台、高輪などの住宅街を通過していきますが、元々静かだった場所ほど飛行機の騒音しか聞こえない状態となりますので影響が大きくなる地域です。
高度450m~750m程度を通過する航空機も、地上から見上げるとかなりインパクトがある大きさです。見えないところから航空機が徐々に近づいてくる音も恐怖を感じますが、見た目のインパクトでも恐怖を感じるような低高度で通過します。
2. 南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 港区西側を通過するルート
港区西部を通過するルートは1時間間に14機と東京湾側のルートと比べると半分以下となりますが、図で記載した黒く重なりのある箇所は2つのルートの騒音が発生します。
便数こそ少ないものの東京湾側のルートと同じ高度で通過していきますので、1.で記載した東京湾側のルートと同じような騒音が発生します。
港区西部はルート直下になっているところはありませんが、東京都庭園美術館などはルート直下から300m程度ほどしか離れていないため、休日に静かな場所で過ごしたい方などには敬遠したくなるような場所になります。
その他の情報
港区は羽田着陸の現行ルートでこれまで通過していない高度であること、元々が静かな地域だったこともあり平常時との差が大きすぎる事から、相当な騒音問題が発生する場所になりそうです。
居住地域にも影響がありますが、港区は国立競技場や神宮外苑など休日にも大勢の人が集まる場所があります。スポーツイベントで騒がしかったり、何かに熱中していれば気にならないかもしれませんが、結婚式場やクラブハウスなど静かな環境が必要な場所では影響が出ると思います。
新泉岳寺駅(仮称)の建設が進められていますが、ルート直下からは約500m程度ほどしか離れておらず、高度は450~600mの間で通過すると思われますので酷い騒音が発生するエリアになる事が予想されます。
さらに2030年頃の完成を目途に羽田空港E滑走路の建設予定も上がっているため、今後第三の着陸ルートができる可能性もありますので、この辺りのマンションを探している方は今後の動向を良く調べてから購入されることをお勧めします。
港区 羽田空港関連の情報
港区ホームページに掲載されている羽田空港機能強化関連のリンクです。
港区 羽田空港の機能強化に関する対応について
https://www.city.minato.tokyo.jp/kankyoushidouasesutan/hanedakuukou.html
広報みなと
広報みなと2017年10月21号 羽田空港の機能強化に関するお知らせ
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/minato2017/201710/20171021top/02.html
表2 国土交通省住民説明会の日程(オープンハウス) に、港区で行われる第4フェーズについての住民説明会の日程が記載されています。
日時:12月 6日(水曜)
時間:午後2時から7時
場所:品川インターシティホール棟 地下1階会議室3
住所:港区港南2丁目15番4号
また別の日程で疑似体験会も行われるようです。
映像と音による疑似体験
平成30年1月19日(金曜)から25日(木曜)には、みなとパーク芝浦2階アトリウムで、移動型の情報発信拠点を設置し、羽田空港の機能強化に係る情報を自由に見られる展示を行う予定です。
2017/10/24 引用
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/minato2017/201710/20171021top/02.html
第3フェーズ説明会での資料及び展示パネル
https://www.city.minato.tokyo.jp/kankyoushidouasesutan/dai3.html