羽田新ルート 練馬区

練馬区

羽田新ルート 練馬区

練馬区

出典 国土交通省 航空局 羽田空港のこれから ~ご質問についてお答えします~
2020年までの羽田空港の国際線増便に向けて v.3.0 P.48
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170120_1.pdf
2017年7月5日 引用
※24MBほどあります


時間・ルート数・通過便数・高度・騒音値・風向

好天時は1ルートのみ、悪天時は2ルートが通過します。
好天時は地図上左側の1ルートのみですが、板橋区などを通過する地図上右側のルートの騒音は江古田駅付近にも充分届きます。

練馬区を通過する際の高度は900m~1350mと、すでに現行ルートで騒音問題が発生している千葉県や江戸川区と同じ程度の高度です。また着陸する滑走路から30km離れた地点が着陸の開始地点になっているなど、最も騒音が酷い地域と条件が似ています。

現行ルートの南風悪天時に羽田へ着陸する航空機の動画です。
高度は1520m付近、滑走路から約30km、開始地点特有の騒音が発生する地点で撮影しました。

羽田新ルート 南風悪天時の着陸機の騒音 南風時の悪天ルートで羽田空港へ着陸する航空機の動画です。 Flightradar24の情報を元に...

時間 15:00-19:00 切り替え時間含め 4時間
ルート数 3ルート 好天:1ルート / 悪天:2ルート
通過機数(時間) 44便 好天:14便程度 / 悪天:14便(左)+30便(右)程度
高度 900m~1350m
(3000ft~4500ft)
悪天時に平行して着陸するルートのうち
地図上左側のルートを低高度で通過する
騒音値(ルート直下)  66dB~70dB 2km先まで騒音が聞こえる。悪天時は3km。
風向  南風 3月初旬頃から~10月下旬まで過ごしやすい
時期に飛んでくる。
南風運用の割合 年間平均 約4割:146日(約5ヶ月)

「羽田空港のこれから」 練馬区の記載箇所

ページ 内容
22 現行ルート 南風・北風の説明
23 現行ルート 南風時の説明
24 現行ルート 北風時の説明
25 現行ルート 南風時の説明。離陸で練馬区を通過。
25 新ルート 南風時(15~19時)の説明。着陸で練馬区を通過。
26 現行ルート 北風時の説明。離陸で練馬区を通過。
41 現行ルート 北風時の説明。離陸で練馬区を通過。
図では記載がありませんが、25ページと同じです。
42 新ルート 南風時(好天)の説明。着陸で練馬区を通過。
43 新ルート 南風時(悪天)の説明。着陸で練馬区を通過。
43 ○ 中野区、練馬区周辺の飛行経路案 板橋区大山駅付近。
49 ○ 豊島区、板橋区周辺の飛行経路案 板橋区全体
50 ○ 和光市、さいたま市周辺の飛行経路案 高島平駅付近


その他、展示パネルPDF P.14に南風好天時と悪天時が両方記載されている。

ルートの説明 [練馬区]

好天時


地図上右側のルート

地図上右側のルートでは練馬区上空を通過する場所はありませんが、小竹向原駅付近でカーブする際の騒音は江古田駅付近まで届く範囲になります。
航空機はルートに沿って通過していきますが騒音は直進します。確かに好天時に練馬区を通過ルートはありませんが騒音は発生します。
江古田駅など南部に行くほど、約2分に1機が通過するルートの影響を受けます。

地図上左側のルート

1時間に14便程度、約4分に1機が通過します。高度は1350m(4500フィート)と記載がありますが、地上からは航空機の窓が認識できるほど低高度です。
また高度があるためルート直下から2km圏内でも60dBを超えること、騒音が聞こえ始めてから聞こえなくなるので騒音時間が40秒以上続きます。

地図上の左側のルートは悪天時にも通過するため天候関係なく、南風時であれば常に騒音が発生するエリアになります。

悪天時

悪天時は光が丘駅を通過するルートと平和台駅付近を通過する2ルートがあります。特に悪天時は飛行機が雲より低いところを飛ぶようだと騒音は数値以上に悪化します。

ページ上部で記載した動画の撮影地点の高度は1520m程度ですが、降下開始地点であれば同様の騒音が発生します。


地図上左側のルート

1時間に14便程度、約4分に1機が通過します。埼玉県の浦和市付近から中野区までを高度900mで通過する計画になっていますので、ルートになっている練馬区内も同じ高度で通過していきます。現在の羽田着陸ルートでも900m以下で飛ぶエリアは、南風悪天時ルートの江戸川区新宿線篠崎駅から東京湾に出るまでの間しかありません。

900mで通過するボーイング777の騒音が70dBとあるので尋常ではない騒音になります。好天時の説明でも記載しましたが、悪天時の左側ルートと好天時の左側ルートはほぼ同じルートを通りますので天候関係なく騒音が発生するエリアとなりそうです。

地図上右側のルート

1時間に30便程度、約2分に1機が通過します。高度は1200mと記載がありますがこのルートの先の西新宿上空では915m(3000ft)と記載があるので、練馬区南部では1200m以下の場所がありそうです

高度1200mでのルート直下の騒音が67dB、ルートから1.5km離れた場所でも64dBあり1.5km離れていても3dBしか変わっていません。さらに悪天時に通過するルートですので2km以上離れていても騒音圏内に入ります。

千葉県で多数苦情が出ている羽田空港の騒音も、県や市のページで取り組みなどを調べてみるとこの1200m付近を通過するエリアで発生しているものが原因だということがわかります。

練馬区 羽田空港関連の情報

練馬区の公式ページでは協議会や委員会に関してのリンク先が掲載されています。
協議会や委員会の資料では、羽田の新ルートがどのように決定されていったのか
経緯を知ることができます。

練馬区 羽田空港の機能強化について
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shigoto/kankyo/hanedakuko.html

第4フェーズ説明会の日時と場所

日時:2018年 1月 13日(土曜日)
時間:11時~16時 (5時間だけですのでご注意ください)
場所:光が丘 IMA 1階光の広場
http://www.ima-hikarigaoka.jp/rentalspace/hikarinohiroba/
住所:練馬区練馬区光が丘5−1−1