羽田新ルート 品川区

羽田新ルート 品川区

品川区を通過する南風時着陸ルートと騒音

出典 国土交通省 航空局 羽田空港のこれから ~ご質問についてお答えします~
2020年までの羽田空港の国際線増便に向けて v.3.0 P.47
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170120_1.pdf
2017年11月27日 引用
※24MBほどあります

品川区北部 目黒駅付近の通過ルート

港区 広尾・白金・高輪・品川付近

出典 国土交通省 航空局 羽田空港のこれから ~ご質問についてお答えします~
2020年までの羽田空港の国際線増便に向けて v.3.0 P.47
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170120_1.pdf
2017年11月27日 引用
※24MBほどあります

南風時の新到着経路

出典 国土交通省 羽田空港のこれから 取り組み状況・今後の進め方
第3フェーズ資料 展示パネルPDF P.14
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/20170111_1.pdf
2017年11月27日 引用
※14MBほどあります


時間・ルート数・通過便数・高度・騒音値・風向

品川区は目黒駅付近を450m程度で通過し、大井町駅や立会川駅付近を300m以下で通過するルートが設定されています。
現行の羽田空港へ着陸するルートでは、江戸川区西葛西駅付近の600mが最も低い高度となっていますが、港区から羽田空港に向かうまでのルートはこれまで経験したことのない騒音を聞くことになります。

東京湾側を通過するルートは新宿駅付近でルートが1つになりますので、新宿区から羽田空港へ向かうルート上にある地域は好天・雨天関係なく南風が吹いているときであれば常に騒音に悩まされることになります。

東京湾側を通過するルートは1時間に30機と約2分に1機のペースで通過しますが、平行している五反田駅付近を通過ルートは1時間に14機と便数は少ないものの、海外からの大型機は画面から見て左側のルートの方が多く通過します。約4分に1機と便数こそ少ないものの、うるさいのは地図上から見て左側のルートですので注意が必要です。

600m以下ともなると、騒音だけではなく低高度で飛ぶインパクトから恐怖感も出ると思われます。曇りの日で航空機が雲より下を通過している時は、輪郭がはっきりと見えますので晴れている日と比べより低く飛んでいると錯覚します。

羽田の現行ルートで210m~450付近を通過している場所ありません。

成田空港周辺

  • 成田市 南風時に久住駅を650m程度で通過



1.  南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート
) 東京湾側を通過するルート

時間 15:00-19:00 切り替え時間含め 4時間
ルート数 1ルート 天候関係なし:1ルート
通過機数(時間) 30機 30機:約2分に1機が通過する
高度 210m~450m
(700ft~1500ft)
品川区北部:450m
品川区南部:210m
騒音値(ルート直下)  76dB~80dB超 2km先まで騒音が聞こえる。
風向  南風 南風運用の割合 年間平均 約4割:146日(約5ヶ月)

2.  南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 品川区西側を通過するルート

時間 15:00-19:00 切り替え時間含め 4時間
ルート数 1ルート 天候関係なし:1ルート
通過機数(時間) 14機 14機:約4分に1機が通過する
高度 450m~750m
(700ft~1500ft)
港区北部:750m
港区南部:450m
騒音値(ルート直下)  76dB~80dB超 2km先まで騒音が聞こえる。
風向  南風 南風運用の割合 年間平均 約4割:146日(約5ヶ月)

ルートの説明 [品川区]

1.  南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 東京湾側を通過するルート

東京湾側のルートは新宿駅上空で好天時・雨天時のルートが1つになりますので、南風が吹いている時であれば天候に関係なく15:00~19:00に1時間に30機が通過します。

北品川駅付近を450m程度で通過し品川シーサイド駅と通り羽田空港C滑走路へと着陸します。北品川駅付近でボーイング777の騒音が76dB、品川シーサイド駅で80dBと記載がありますが、もはや70dBを超えているような地域ではその違いを聞き分けられるような状況ではない事だけは確かです。

東京湾側のルートは海に近いため、海側から風が吹いていた場合は騒音は内陸へと押しやられ、酷い状況になるのは2つのルートの中間エリアになるのではないかと思います。

2.  南風 着陸 15:00~19:00 (新ルート) 品川区西側を通過するルート

品川区西側のルートは1時間に14機と約4分に1機のペースで通過し、東京湾側のルートと比べると半分以下の便数ですが、冒頭で説明しましたように海外から着陸してくる大型機が多く通過することになります。

通過する地域を見ると五反田駅・大崎駅・大井町駅と居住区の真上を通過するため少ない便数であっても一瞬のうるささや、東京湾側ルートの騒音が届くことも含め西側ルートの方が影響が大きいのではないかと考えています。

国道1号線なども付近には交通量の多い道路がありますが、御殿山など道路から少しでも離れればとても静かな環境になります。
元々静かな場所だったところほど、航空機が通過するとその騒音しか聞こえない状況になります。

その他の情報

品川区はこれまで羽田の着陸ルートでも通過していない(東京湾を除く)600m以下を飛行するルートが2つ設定されています。600m以下を通過する地域では世帯数だと品川区が最も多いため、騒音の大きさと通過する便数で考えると東京都内では一番悪影響が出る地域になるのではないかと思っています。

品川区 羽田空港関連の情報

品川区ホームページに掲載されている羽田空港機能強化関連のリンクです。

品川区 羽田空港機能強化(説明会の開催について)

http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000027000/hpg000026989.htm


日時:11月 29日(水曜)

時間:14:00~19:00
場所:大崎ニューシティ 1階イベント広場
住所:品川区大崎1-6-5